ミョウガは、ショウガの仲間(同じショウガ科ショウガ属)です。原産はアジアの暖温帯ではないかといわれています。
日本でも本州から沖縄にかけて、山地の日陰に自生しているのが見られ、ショウガと同様に魏志倭人伝にもその名前が見えます。しかしショウガと同様に、利用されていなかったようです。「薑橘椒茗荷不知以為滋味有」の茗荷がミョウガです(訳などはショウガの欄を見てください)。
平安時代の「延喜式」には天皇の食べ物として記されていることから、平安時代初期までには食べられるようになっていたと思われます。
ところで、ミョウガは別名「忘れ草」とか「鈍根草(ドンコンソウ)」と言われるように、「ミョウガを食べると物忘れをする」という俗説があります。江戸時代の落語にはこれを素材としたものがあります。
乾燥すると独特の香りがなくなってしまいます。軽く湿らしたペーパータオルなどで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存してください。
高知県産 みょうが です!
高知県は日本の出荷量の半分以上という、みょうがの一大産地となっています。
通常「みょうが」として販売されている物は「花茗荷」の分類になります。
3月28日撮影
仙台みょうが (みょうがたけ)です!
みょうがたけは葉鞘、偽茎と呼ばれる葉が幾層にも重なった物で、竹の名が示す様に形態は笹竹に似ます。
5月頃に茗荷竹が伸び、6~7月も過ぎる頃に花茗荷が茗荷竹の根本の土中から顔を出します。茗荷竹と花茗荷は地中で茎により繋がっています。
3月31日撮影
千葉県産 みょうがです!
4月14日撮影
高知県産 みょうが皮です!
見ての通りみょうがの表面の皮だけが袋詰めされています。薬味などで刻んでしまうのならば、こういう物の方がお買い得かもしれませんね~
5月28日撮影